魂のバイク雑誌「RIDE」の83号から
私の新しい連載ページが始まりました。
その名も「安藤鉄工所」
戦前から東京・目黒で祖父が営んでいた鍛冶屋「鍛冶松」が、
復員した父の代で溶接機や旋盤を導入して「安藤鉄工所」に発展。
その後、長兄が引き継いで昭和56年(1981年)、
私が19歳の頃まで続いた家業の名前をもらいました。
バイク雑誌で安藤鉄工所…
方向性を完全には定め切れないまま、半ば見切り発車的にスタートしました。
バイク雑誌ですから、基本バイクの話をするわけですが、
その時の成り行きでまったく違う話になるかもしれません。
担当編集者は「ある程度の脱線もいいと思います」と言ってくれています。
バイク雑誌業界に入って30余年。
1970年代後半のブームの兆しが見え始めた頃から、
80年代の空前のバイクブーム、ロードレースブーム期、
90年代以降の減少期まで、
リアルに見て来たからこそ伝えられるものがあるんじゃないかと思っています。